「NEOGEO mini(ネオジオミニ)」 懐かしきアーケードゲーム筐体が手の平サイズに。
ここ数年、「ファミコン」をはじめとして、「スーパーファミコン」、「プレイステーション」、といった往年の 名ゲーム機を”ミニ化”したものがブーム(?)になっています。
この記事を書いている時点ではまだ発売はしていないものの、「メガドライブ」や「PCエンジン」なんかもミニ化されるという。
そんな、ミニなシリーズのひとつ、 「NEOGEO mini(ネオジオミニ)」を今更ですが買ってみました。
この手のモノって、小さな本体に名作ゲームタイトルが数十本内蔵されていまして、それはこのネオジオミニも同様なのですが、他のそれらと大きく違う点として 「ディスプレイを搭載している」こと!これが最大の特徴なんです。
よく駄菓子屋とかショッピングセンターのゲームコーナに置かれていた、あのゲーム筐体をそのまま小さくしたデザインは、僕くらいの30台半ば〜後半の年代にはグッとくること間違いなし。
ネオジオの名作を40タイトル収録
ということでパッケージはこんな感じ。下の方に 「40th Anniversary」と書かれていますが、 SNKの誕生から40年も経っているんですね(当初は「株式会社新日本企画」という社名で、1986年に「SNK」へと変更)。
ニンテンドークラシックミニなどはパッケージもオリジナルを模していますが、ネオジオミニ少し違う路線。正面は硬派な雰囲気ですが、側面なんかは良い意味でオモチャっぽくて、ワクワク感を刺激してきますね。
裏面は収録タイトルのサムネイルがズラーっと。 SNK40周年にかけて40タイトルが収録されていまして、圧巻です!当時、ネオジオのロムカセットといえば1本30000円前後という、今思い返してもぶっ飛んだ価格でした。それが40本分…かなりのボリュームとお得感!
基本的な代表作は収録されていると思う(?)ので、余程マニアックなタイトルのファンでない限り、満足出来るかと思います。(ミラクルアドベンチャーが入ってて欲しかった)
ここでちょっとネオジオの思い出
ネオジオの魅力といえば、 ゲーセンのタイトルがクオリティーをそのままに、自宅で遊べたこと。当時、餓狼シリーズなどが様々なハードに移植されていましたが、やっぱりグラフィックやサウンド面でネオジオ版と全然迫力が違ったんですよね。そんなことからNEOGEOは憧れの本体だったわけです。
で、小学生だった僕は散々駄々をこねて祖母に「ネオジオCD」本体を買ってもらい、家でKOF94をプレイすることが出来た喜びは今でも忘れられません。 家のテレビ画面に、いつもゲーセンでプレイしてたゲームが映し出されているだけで、それはそれは感動でした。
後に「ネオジオ本体(ロム版)」も購入しますが、ソフトが高過ぎで、新品など到底買うことができず、中古の餓狼とかサムスピ買ってましたね〜。
そんなこんなで、普通のゲーム機とはちょっと違う思い出があったネオジオでした。
アーケード筐体をディスプレイ付きで手の平サイズに凝縮
という訳で本体です。 「MVS*」を模した、このミニチュア感が堪らないですよね。このタイプはショッピングセンターや駄菓子屋など、ゲームセンター以外でよく見かけた記憶があります。*(Multi Video System=1筐体に数タイトルセットしてあり、好きなのを選んで遊べた)
まさかこんなモノが発売されるなんて、少年の頃の僕は思いもしませんでした。懐かしさと嬉しさの両方って感じです。
横から。フード(?)にもネオジオロゴが入っています。
レバーとボタン。 レバーはカチカチとした感触が無いタイプで好みが分かれそうですが、可愛いし、プレイできれば僕はなんでも良しです。個人的に、ガッツリプレイと言うよりは懐かしみに浸る感じなので、僕はこのレバーでも構いません。
ボタンは「ペチペチ」と言うより、「パコンパコン」といった感じで、押し心地は少し深めな気がしますね。
背面には電源、HDMI出力、イヤホンなどの端子類に、ネオジオロゴ入りの電源スイッチが。
左右にはコントローラー端子。後で書きますが、ネオジオCDに付属してくる「ネオジオパッド」を再現した、専用のコントローラーを使用することが出来ます。
付属品はこんな感じ。本体に貼る用のステッカーに、電源ケーブルです(一番上のステッカーはランダム)。電源ケーブルはUSBですが、アダプターは勿論、なんと モバイルバッテリーでも駆動します。
iPhone SEと並べてみました。ネオジオミニが大きく見えますが、実際は 片手にポンと乗ってしまうくらい可愛いサイズなんです。
小さなディスプレイだけど結構遊べる
ではスイッチオン!これはタイトル選択画面。各ゲームを選択した後は、 「あのメロディー」が流れてきて懐かしいです。あぁ90年代。
こちら、ゲーム画面。3.5インチのディスプレイで格ゲー。小さいといえば小さいのだけど、先述した様に、 懐かしみに浸る位なら充分なディスプレイサイズでしょう。というか、思いのほか画面の小ささが気にならない、絶妙なサイズ感と思いました。
こんなの小っせーよ!って人は、 HDMIケーブルでテレビに繋ぎましょう。
テレビに繋いだ時の画質や音量、言語などの各種設定項目もあります。
音量の調整がもう少し段階的に出来ると良かったかな。デフォルトの位置でまぁまぁ大きな音なのですが、1段階下げると極端に音が小さくなる気がします。
ちなみにHDMIケーブルは 「ミニHDMI」になるので注意。僕は600円前後の適当な物を買いました。
専用コントローラーは「ネオジオパッド」を再現
続いてこちらが専用コントローラーです。ブラックとホワイトがありまして、ホワイトは汚れが目立つのが嫌なので、ブラックにしました。
サイズ感は、ネオジオCDに付いてきた物と同じ位かと思います。
ネオジオミニと比較。
オリジナルのネオジオパッドと大きく違うのは、 十字キーがカチカチとしたクリック感覚がないのと、
ボタンの配置が違う点です。ネオジオCDに付いてきたやつはB・Dの箇所がA・Bで、A・Cの箇所がC・Dでした。その方がKOFのゲージ溜めとか押しやすかったなぁ。
おわりに
久々にオモチャを買って興奮しました。
発売当初から気にはなっていたけど、「ディスプレイは小さいし、そんなにプレイしないだろうなー」なんて思って購入を見送ってきましたが、今は買って良かったと思っています。
ガッツリはプレイしないんだけど、たまにチョロっと遊んで、当時の興奮を思い出す…そんな遊び方が良いんじゃないでしょうか。
NEOGEO mini(ネオジオミニ)公式サイト https://www.snk-corp.co.jp/neogeomini/
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